オフィスが苦手。緊張する。
この記事はそうやってバリアを張りながら仕事をしている人のために書いています。
オフィスは過緊張の「場」
「いきなり私に話しかけないでください!!」
コミュ障で内向的な私は、声を大にしてそう言いたいのです。
さて、そもそもこれ、どういう状況でしょうか?
オフィスでパソコンを前にカタカタ仕事をしている私がいます。そんな私の隣に唐突にやって来て、
「ちょっといまいいですか? (間髪入れずに)〇〇の件で相談なんですけど~・・・」
と、いきなり始める輩がいます。
そうなると私は、 ドキッ! ウワ、ウワワー! となるのです。
私は不意を突かれるのが、大、大、大の苦手。
顔が上気し、脇や手のひらから汗が出てきます。相手にもよりますが、初対面の人だと、なおさら。
もともとオフィスという「場」が苦手で、不必要なまでに身体を固くしながら仕事をしています。
たとえばこんな妄想をするのです。
もしいまあの席に座っている女子が私に向かって歩いてきて、急に話しかけてきたりしたらどうしよう?!
妄想がヤバすぎますね…。
以前、整体師の友人に肩をもんでもらった時、「お、お、お前の身体、なんじゃこりゃ?! 岩みたいに固い!」と言われたくらい、ガチガチの身体。過緊張に耐えながら、毎日仕事をしている私です。
突然の来訪者をなんとかやり過ごしたとしても、アガりまくりしどろもどろ説明を終えた私は、疲労困憊。
「はあ・・・。やっぱり私は本物のコミュ障だ」、そう思って、自己嫌悪になります。
「今いいかだって? よくねーよ、来るな! 帰れよ!」
「っていうかさー、親しき中にも礼儀ありっていうだろ! 来る前に一言いえるだろ! こっちは集中してんだよ!」
そう言ってみます。頭の中で。
実際に言えたらどんなにスッキリするか。でも、気の弱い私にはそんなこと言えません。
1日の 90%以上、文章を書いている
書くことが仕事? ライターですか?
いいえ。
私は商社の事務職。旧世紀型の事務職で、アウトルックを使い、文章で相手とやり取りすることが 1日の90% 以上です。そのほとんどが見積もり取得や、製品出荷のオペレーション。あとはたまにExcelとWordを使うくらい。
でも、文章を書くのって、結構大変じゃないですか?
少なくとも私にとって、書くことは重労働です。頭がめちゃくちゃ疲れます。
相手に伝えるためにどんな表現を使ったらいいだろうか? 傷つけずにでも間違いを指摘するにはどうしたらいいだろうか? そう常に考えながら書いて・消してを繰り返す。
気も遣う、神経も使う。ものすごく集中力のいる作業です。
- 書く時は冗長性を避けて、ビジネスライクに。
- でもドライになりすぎず、相手の気分を害さないように。
常に気を配ります。
でもそうやって集中して書いているところへ、「ちょっといいですか? 〇〇の件なんですけど、」といきなり来られるわけです。
「ヘイメーン!(ちっす!)」の軽いノリでは困るのです! 来ないでほしいのです💦
なぜ私の席にフラッとやって来た人に、時間を奪われなければならないのか。
なぜ他に緊急対応を求めている人がいるのに、こやつらのために手を止めなければいけないのか。
電話も同じ。唐突に人の時間を奪うあのツールが、私は大嫌いです。
でも、結局そういう「ヘイメーン!」が来ちゃったからには仕方ないから、最短で彼らを処理して、自分の仕事をリカバリーすることを考えます。
失われた時間は戻らない。だから、この突然の来訪者をいち早くさばくことに全神経を集中させるのだ!
もっとも効果があるのは、個室に入って話すこと
突然の来訪者を、個室に誘導しましょう(いやらしい意味ではありません!)。
私は自分の席という「場」がどうしてもダメみたいです。
私があまりに乱れてしまうので、「場」を変える対策をとります。
オープンスペースに置いてある机ではなく、あくまでも個室。会議室。
空間が隔てられているという点が重要です。
これ、「内向型あるある」なんでしょうけど、とっさの対応力とか機転とかいうものが、私には著しく欠けています。だから、ある特定の状況や場面ではアガってしまう。飲み会でいきなり振られるスピーチもうまく話せず、固まってしまうーー。
執務中に「自席という場」でいきなり話しかけられること。
それは、自分がヘボヘボな状態になってしまうトリガーなのです。
だから、相手を個室に連れ込むのです(いやらしい意味ではありません!)。
これも内向型あるあるなのでしょうけど、私は人と1対1とか、1対2とかの場面には自信があります。
それにオフィスの執務スペースから少し離れると、気分が落ち着きます。
そこが私の土俵なのです。
私はたぶん、オフィスのこのような性質(↓)が苦手なのです。
- 多くの人がいる
- ずっとザワザワなわけではなく、適度な静けさがある
- 目立つ言動があると、視線が集まる(と、視線恐怖の私は思っている)
そんなの気にしすぎだよ、人はそんなに自分のことなんて見てないよ、と言われるでしょう。
分かってます。でもダメなんです。
執務中にアガると、その後の仕事がダメダメ、ヘボヘボになります。
なので、私の勤務中の課題は、邪魔する相手をどうやっていち早く制し、帰すか、なのです(← ごめんなさいね)。
頼むから私の横に来ないでくれ、来るなら事前にアポイントを取ってくれ!
そう言えない私は、自席から離れた会議室に相手を誘導し、しっかり相手の話を聞いた上で、手短に話を終えます。
会議室であれば外の音と遮断されているし、うまくいけばブラインドで室内と室外が遮断されていたりします。
内向型は、自分の土俵に持ち込んで話をすること。これに尽きると思うのです。
いきなり話しかけられて困る人には、以下の対策がおすすめです。
- オフィス内で自分の苦手な「場」を知っておく
- 苦手な「場」で対応すると自分がどれくらいヘボヘボになるか、「最悪の状況」を知っておく
- 反対に、自分が得意な・落ち着く「場」を知っておく
- そこで対応するとどれくらいGoodな対応ができるか、自分の「良い状況」を知っておく
- そこに場所を移して、端的に話す
くだらない話を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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