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この記事は、以下のような方に向けて書いています。
- あのおしゃれな空間が苦手
- 散髪中の理容師(美容師)さんとの会話が苦手
- 理容室(美容院)まで移動する往復時間がもったいない
- 散髪に払うお金がもったいない
- セルフカットの技術を身に着けたい
- 髪型は最低限の清潔感があればいい(おしゃれを求めない)
SIRABEE(しらべえ)の調査によると、10代から60代で美容院に行くのが苦手な人の割合は51.7%(半数以上)だったそうです。
母数がどの程度なのか、対象をどのように選定したか、などの点に留意は必要ですが、苦手な人は一定数いるということにはなりそうです。
出所:「美容室に行くのが苦手」な人が半数以上 | 理美容ニュース (ribiyo-news.jp)
美容院に行かなくなったきっかけ
すべてが煩わしい
元々私は、美容院派でした。
学生時代はおしゃれな髪形をしてみたいですよね。「美容院に行ってるんだ」と友人に言いたいだけでした。
でも、本当は…。
行くのがイヤでした。おしゃれな髪形にしたくて美容院に行くのに、イヤという矛盾です。
いえ。イヤどころか、苦痛といってもよかったかもしれません。
何が一番イヤだったかというと、理容師(美容師)さんと近い距離で会話しなければいけないことです。
人にはパーソナル・スペースってありますよね。近づかれると落ち着かなくなるスペースのことです。私は自分のパーソナル・スペースに侵入されることに対し、一般の人よりだいぶ敏感なようです。
満員電車もそうですね…。
満員電車は、時間をずらしたり乗る線を変えたりして、ある程度回避することは可能です。
しかし、床屋ではそういうわけにもいきません。
ある時、すべてが煩わしいと感じ、美容院に行くことをやめました。
1,000円カットは優れた散髪システム。しかし…
そんなわけで、30代以降はもっぱら「1,000円カット」に通っていました。
理容師さんとの会話は、最初にオーダーを伝える以外はほとんど要らないですし、カットの時間も早ければ10~15分くらいで完結します。
1,000円カットは極めて合理的な散髪システムといえます。
なぜなら、カットというイチ工程のみに特化し、シャンプーや髭剃りなどの付随的な工程は徹底的にそぎ落とされているからです。
それを分かったうえで行っているので、散髪後に掃除機で頭を吸われることも、全然気になりません(切った髪の毛を吸引するなんてけしからん! という方もいますが…)。
最初に仕上がりイメージさえ伝えれば、カット中の会話はほとんどありません。
カット時間も15分程度で完了しますので、長時間座り続けるストレスはありません。
でも、1,000円カットにもまったく問題がないわけではありません。
人の手でやる以上、クオリティには差がつきます。つまり、上手な人が切れば満足いく仕上がりになる一方で、「うーん、こんな風にされちゃうと困るんだけどなぁ…」という人がいることも事実。
しかし、やり直しをお願いするとだいたい嫌な顔をされます。なぜなら客単価の低いビジネスは、いかに多くの人数を捌くかが収益増加のカギですから。1人の顧客に時間をかけてなんていられません…。
もう1つ、値上げをされてしまうという観点もあります。
私が通っていたある床屋さんは、2023年4月に価格を1,350円に改定したようです。
だったら自分でやるしかない
皆さん、爪って自分で切りますよね? 伸びてきたらパチパチ切ると思います。
でも、なぜ髪は自分では切らないのでしょうか。おそらくそれは、後頭部や側頭部が見えないことが大きな原因でしょう。
ある時そんなことを考えて、自分の髪の毛を切れない自分が、たまらなく悔しくなりました。
自分の頭の形、髪の毛の硬さを誰よりも知っているのは自分自身です。なんで自分は自分のこともできないんだ! と。
そこで、一念発起しました。
もうあんなに苦手な床屋に行くのはやめよう。毎月1cm以上伸びるこの髪を、爪を切るみたいに、当たり前に自分で切れるようになってやろうと。
自分への怒りが行動のきっかけだったんですね…(苦笑)
ようやくスキルを手に入れた
そうやって試行錯誤と失敗を繰り返しながら、私は自分の髪の毛を自分で切れるようになりました。過去2年間は1度も床屋に行っていません。
私は好きな時に自分の髪を切れるというスキルを、ようやく手に入れたのです。
思ったほどハードルは高くありません。道具を一式揃え、適切な動画をご覧になれば、誰もが簡単にセルフカットができるようになります。
次にご紹介するメリットがデメリットを上回るのであれば、トライする価値はあります。
セルフカットのメリットとデメリット
さて、それではまず、セルフカットのメリットとデメリットを整理します。
メリット | デメリット |
---|---|
・時間の節約になる ・初期費用が安い ・理容師さんとの煩わしい会話が不要 ・永久的なスキルになる ・切りたいときに髪を切れる ・やり直しがいくらでもできる | ・お金の節約になる・あと片付けが面倒 ・家族に嫌がられる(切った髪が浴室や床に落ちる) ・思いきった髪型のアレンジは難しい ・失敗の可能性がある | ・道具の手入れが面倒
必要な道具
次に、必要な道具は以下のとおりです。
- ハサミ
- ヘアバンド
- 三面鏡
- 使い捨てコンタクト(近視の方)
- 新聞紙
私が購入した道具を、一応リンクしておきます。
既に自宅にあればわざわざ買い直す必要はないですし、新規で購入するにしても安いものでいいと思います。
5,500円くらいで一式揃っちゃいますね(安…)。
1回あたりのカットに 4,000円(※)支払っているとすると、2回セルフカットをやれば、お釣りがきます。
※全日本理容組合の協定料金
毎月床屋に通っている方だとしたら、1年間で4万8千円の節約、10年間で48万円の節約、20年間で96万円の節約になりますね。こうやってタネ銭を貯めていくといいと思います。
他人に髪を切ってもらうストレスから解放され、スキルも身に着き、節約もできるという、三拍子が揃ったメリットを得ることができます。
どうやってやるのか
私の場合は、大きく2つに分けてカットしていきます。
- 側頭部と後頭部の半分をバリカンで刈る(丁寧に)
- それ以外はハサミを使って切る(丁寧に)
最大の難関は、視界が届かない後頭部と側頭部の刈り上げです。
じつは私、何度も失敗しました…。
そこで、ご自身に合った動画を見てから、カットを実施することをお勧めします。
私の場合は、「ショートカットの遠藤さん」のユーチューブ動画を参考にしました。
必要な道具でご紹介した、ヘアバンドをどうやって使ったらいいかがよく分かります。
あとはもう慣れです。失敗を恐れず、やればやるほどうまくなります。
そして、私がたくさん失敗した経験から。
学習時ポイントと実行時のポイントに分けて、以下の4つを意識します。
学習時のポイント
①動画を何度も見て、セルフカットのイメージを作る(いきなりカットしない! まず学ぶ!)
実行時のポイント
②ヘアバンドを頭に巻き、ここは刈らない!の「バリカン立ち入り禁止ゾーン」を作る
③三面鏡をよく見ながら、落ち着いてゆっくり刈っていく(焦ったら負け!)
④明るい照明の下で実施する(暗いところではやらない。失敗する)
意外な点として気をつけたいのは、④。明るい照明の下で実施するです。
私はセルフカットで風呂場を使いますが、照明がやや暗いため、後頭部がよく見えずに失敗したことがありました。
明るい場所に変えるとか、ポータブル照明を追加するなどの策が有効です。
それにしても、美容師さんがセルフカットの動画をユーチューブで紹介するって、すごい時代ですよね…。
まとめ
もう一度、ポイントを貼り付けておきます。
セルフカットに向いている方
- あのおしゃれな空間が苦手
- 散髪中の理容師(美容師)さんとの会話が苦手
- 理容室(美容院)まで移動する往復時間がもったいない
- 散髪に払うお金がもったいない
- セルフカットの技術を身に着けたい
- 髪型は最低限の清潔感があればいい(おしゃれを求めない)
セルフカットのメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・時間の節約になる ・初期費用が安い ・理容師さんとの煩わしい会話が不要 ・永久的なスキルになる ・切りたいときに髪を切れる ・やり直しがいくらでもできる | ・お金の節約になる・あと片付けが面倒 ・家族に嫌がられる(切った髪が浴室や床に落ちる) ・思いきった髪型のアレンジは難しい ・失敗の可能性がある | ・道具の手入れが面倒
必要な道具
- ハサミ
- ヘアバンド
- 三面鏡
- 使い捨てコンタクト(近視の方)
- 新聞紙
セルフカットのポイント4つ
学習時のポイント
①動画を何度も見て、セルフカットのイメージを作る(まず学ぶ。いきなりカットしない)
実行時のポイント
②ヘアバンドを頭に巻き、ここは刈らない!の「バリカン立ち入り禁止ゾーン」を作る
③三面鏡をよく見ながら、落ち着いてゆっくり刈っていく(焦ったら負け!)
④明るい照明の下で実施する(暗いところではやらない。失敗する)
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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